甘酒は大きく分けて2種類ある
甘酒といっても実は様々な種類がありますが、大きく分けて二つに分かれます。一つ目は米麹から作る米麹甘酒、そしてもう一つは酒粕から作る酒粕になります。
この二つは製造方法が違うのですが、他にどんな違いがあるのか見ていきましょう。
アルコールを含む甘酒とノンアルコール甘酒

米麹甘酒はお米に麹菌が生えた米麹を原料とすることから、アルコール分は含まれません。
それに対して酒粕甘酒は、日本酒を作る過程で生まれた酒粕から作られるため、アルコール分が残っており、この点はこれら2種類の甘酒の大きな違いとなります。
このことから、酒粕甘酒はアルコール特有の風味が残っているため、お酒が苦手な方や妊婦さん、お子さんなどには米麹甘酒がおすすめです。その一方で、酒粕甘酒は料理での汎用性が高いという点で米麹甘酒にはないメリットがあります。
砂糖不使用と砂糖添加の違い

米麹甘酒は、製造過程で麹菌がブドウ糖を作り出すため、砂糖を入れなくても自然な甘みが楽しめます。それに対して酒粕甘酒にはこのような甘み成分が含まれておらず、飲む際には砂糖などを入れて味を調整しなければなりません。
そのため、砂糖を入れすぎてしまうとカロリーが高くなってしまうため、特にダイエットや美容目的で甘酒を飲む際には注意が必要です。
米麹と酒粕、どちらも共通して栄養価は高い!

米麹甘酒と酒粕甘酒では含有される栄養価に違いがあります。米麹甘酒は原料となる米の成分が多く残っていることから炭水化物が多く、ビタミンB1やカリウム、リンといった栄養価も豊富です。
それに対して酒粕甘酒はたんぱく質やビタミンB6、亜鉛、食物繊維といった栄養価が特に多く、期待できる健康への効果は米麹甘酒と酒粕甘酒の双方で異なります。
しかし、これら2種類の甘酒にはどちらも栄養価が高いという共通点があり、美容、ダイエット、整腸などの効果が期待できます。
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