糖質制限や白砂糖への懸念など、今糖類について注目されています。甘酒はその名の通り甘いものですが、その糖分とは一体どんなものなのでしょうか。
砂糖を使わない自然な甘み

甘酒は大きく2つに、その製法が分かれます。酒粕から作る酒粕甘酒と、米麹から作る米麹甘酒です。
酒粕には甘みは一切ないため、酒粕甘酒には砂糖を入れて甘みを加えます。自分の好みに合わせて甘さを調節できるところが魅力です。一方で、米麹甘酒は、基本的に砂糖を加えることをしません。
なぜなら米麹に含まれた麹菌がお米のデンプンをブドウ糖に変えることによって糖分を造り出すからです。砂糖を加えた酒粕甘酒とくらべ、自然な甘さが特徴です。
くどくない上品な甘さ

米麹から作る米麹甘酒には一切砂糖などの甘味料を使っていません。それでいてくどくない上品な甘さを実現しているのです。自然な甘さだから出せる味わいと言えるのですが、そのからくりは麹にあります。
麹にはお米に含まれているデンプンをブドウ糖に変える働きのアミラーゼという酵素が含まれているのです。お米をよく噛むと甘さを感じられますよね。まさにこれと同じ現象を起こしているのです。
このアミラーゼは50度から60度のときに活発に働きます。米麹甘酒はまさにこの温度間で作られるので、まさにアミラーゼの働きを助けて甘みのある米麹甘酒ができるのです。
すっきりした後味で飲みやすい

米麹甘酒が上品ですっきりとした後味なのは、砂糖が入っている飲料のように後に残らないためです。
米麹甘酒の甘みの元となっているブドウ糖は、自然な味わいですから、飲み口のさっぱり感が持ち味なのです。そのため後味の良い、心地良い甘みが続くのです。
米麹甘酒を飲む時は冷やしてもよし、温め直してもなおよしで、どのように飲んでもおいしく飲むことができます。もちろん市販の米麹甘酒もおいしい口当たりになっています。

糖分は体に必要なものですから、質を見極めて上手に取り入れるのに、米麹甘酒はおすすめです。栄養もたっぷりですので、ダイエット中甘いものが欲しくなった時はぜひ米麹甘酒を飲んでみてください。
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